ホームカラーとサロンカラー、あなたは髪を染めるとしたらどちらで染めますか?
ふたつのカラーリングの違いについてはご存知でしょうか。
「サロンカラーの方が、髪が傷まないから良いんじゃないの?」
「ホームカラーなら安いし、仕上がりに満足できるならいいんじゃない?」
など、両者の違いをなんとなくしか知らないのではないでしょうか。
ホームカラーとサロンカラーの違いはそれだけではありません。違いがわかればどちらで染めるか迷わないですよね。
今回は、以下の内容をお伝えします。
カラーリングを考えている方は、ぜひご一読ください。
ホームカラーとサロンカラーの違いとは?
ホームカラーとサロンカラーの違いとして、自分で染めるのとプロの美容師が染めるという違いは大前提ですが、その他にも違う部分があるのです。
どのような違いがあるのか見ていきましょう。
選べる色が違う
サロンカラーは一人一人の髪のコンディションにより、色を染めるために色数は多く用意しています。
その数なんと40~300色程度です。
くすみ系のカラーからクリア系のカラーまで、実に幅広いバリエーションです。
例えば、根元の染まっていない部分を明るく染め、毛先には痛まない微アルカリカラーを使用すれば均一な明るさで染めることができます。
ホームカラーは、10~25色程度でサロンカラーより少ないです。
ただ、自身で染めるので、なるべく失敗のないようなカラーが考えられています。
商品の多くは、鮮やかさを抑えたくすみ系のカラーが多いです。サロンカラーの方が、他の人とは違うカラーを楽しむことができるでしょう。
染める道具のセットが違う
ホームカラーは、素人でもなるべく簡単に染められるセットになって販売されています。
・ブラシ付き容器
・1剤と2剤が両方出るブラシ型
・容器を振って作る泡タイプ
様々なタイプがありますが、髪の毛全体を同じように染めていくことになるでしょう。
サロンカラーの場合、専用ブラシで塗布してくれます。美容師は、根元の暗い部分と毛先の明るい部分を塗り分けてくれるので、髪の色がまばらな場合は特に美容師に頼った方が望む髪色を手に入れられるでしょう。
カラーの薬剤が違う
ホームカラーとサロンカラーは、それぞれ入っている薬剤も違い、脱色力も異なります。
入っている主成分は以下の2つです。
・1剤…アルカリ剤
・2剤…過酸化水素
それぞれ説明していきます。
サロンカラーの薬剤
サロンカラー1剤のアルカリ剤は、アンモニアを使用している物が多いです。
アンモニア水が入っていることにより揮発性が高いので髪の内部に残りにくいので負担ががかかりません。アンモニアは匂いがきついですが改良されて匂わないタイプもあります。
サロンカラー2剤の過酸化水素という薬剤は、脱色力や過色の度合いを調節する作用があります。
この過酸化水素の濃度の調節が重要です。
サロンカラーの場合は6%~2%まで調節可能です。
(基準としては6%が一番強いという事。)
暗い根元には6%の薬剤を使用し、明るい毛先には2%の薬剤を使用するなど分けてきれいな仕上がりに。色も沢山あるので調合し作っていきます。
結果、髪のダメージを少なく抑え、傷みにくいカラーリングができるということです。
ホームカラーの薬剤
1剤のアルカリ剤には、モノエタノールアミンという成分が多いです。
ホームカラーの薬剤は香りは良いものが多く、刺激臭が少ないです。
ホームカラーは自宅で染めるので刺激のある匂いはなるべく避けたいですよね。
その反面、モノエタノールアミンは揮発性が少ないので髪の内部に残りやすく傷みやすくなることも。
ホームカラー2剤の過酸化水素は、サロンカラーのように調節できないので常に最大の6%の濃度になっています。
ホームカラーだと一回の塗布で毛先のダメージの多い部分も一緒に染められてしまいがちです。
この塗り方では、明るい毛先も強く脱色されてしまうのです。
ダメージレベルでいうなら、ホームカラーは、サロンカラーよりも5~10倍傷むと言われています。
美容師が染めると髪へのダメージを抑えられる
上記のように、使用している薬剤が違うので髪のダメージも違うのです。
また、サロンカラーは、美容師が髪の状態を見て丁寧に施術してくれるので、ホームカラーより傷みにくいです。
セルフカラーのメリット・デメリット
素早くリーズナブルに染められるセルフカラーにもメリットがあればデメリットがあります。
セルフカラーのメリット
セルフカラーのメリットは、以下のような点です。
・価格が安く染められる
・時間に縛られない
・早く染められる
一番最初に思い浮かぶのは、コストが安いということと、自分の好きなタイミングで染められるということですよね。
美容室に行きたいけど忙しくて行けない、お金がなくて行けないという方でも手軽に染められるのは助かります。
セルフカラーのデメリット
反対に、セルフカラーのデメリットは、以下のような点です。
・染まらなくて良い部分まで染まってしまう
・ムラができて均一に染められない
・色が落ちやすい
・パッケージのような仕上がりにはならない
・シャンプーで薬剤を洗いきれない
・その後のパーマや縮毛矯正をかけるのが困難になる
前の章でも触れましたが、セルフカラーは染める自身の技術がないと、傷んだ毛先まで根元と一緒に染められてしまいます。結果、それが髪のダメージの要因に。色も落ちやすいし染めムラにもなるのであまり仕上がりがよくありません。
薬剤をシャンプーできれいに洗い切らないと皮膚トラブルの原因にもなります。
また、セルフカラーを続けていると傷みにムラができます。
いざ美容室で縮毛矯正をかけたい、パーマをかけたいというときにきれいに仕上がらず悩むようです。
サロンカラーをおすすめしたいのはこんな人
セルフカラーのメリット・デメリットはわかったところで、サロンカラーをおすすめしたい人は以下のような方です。
・髪のダメージを心配される方
・ちゃんとしたクオリティに髪を染めたい方
・自分の好きなカラーに染めたい方
自身の髪質のことを考え、サロンカラーにするのは懸命です。
多くの色の中から相談して決めたい人
前の章でもお伝えしたように、サロンカラーは40~300色と数多く取り揃えています。
くすみ系からクリア系のカラーまで実に幅広いです。
おしゃれに敏感な方こそ美容師で髪を染めるのは楽しいですよね。
美容師があなたにあった、似合わせカラーを選定してくれるでしょう。
時間と労力を節約できる
時間がないからホームカラーで済ませてしまうという方がいますが、視点を変えるとサロンカラーは時間も労力も節約できます。
なぜなら、ホームカラーは自身でカラーも選び、自身で染め、シャンプー洗い流す作業があります。頼めるならプロにお任せしたいですよね。
サロンカラーならすべて美容師にお任せできるのです。サロンカラーが高いといいますが、トータルで見るとサロンカラーの方がコストパフォーマンスは上です。
髪のダメージを最小限に抑えられる
今、髪のダメージを気にされている方でもサロンカラーで染めると傷みも少なくなります。
美容師は今の髪の状態の履歴をみて、その人に合った薬剤を選定。似合わせカラーを選び、美容師の技で傷んだ髪と根元を塗り分けていきます。
ホームカラーも塗り方を変えればダメージは最小限に抑えられますが、練習する必要がありますし簡単ではないです。
まとめ
以上、ホームカラーとサロンカラーの違いを紹介しました。
なんとなくわかってはいても、薬剤や染め方などさまざまな違いがありましたね。
ホームカラーが完全に悪いと言い切れませんが、ホームカラーを続けることにより後からツケが回る可能性もあります。
サロンカラーが傷まないとは必ずしも言えませんが、髪のダメージを最小限に抑えるなら、サロンカラーがおすすめです。
2018年5月に群馬県邑楽郡大泉町に美容室・ネイルサロンをオープンして以来、大泉町に限らず太田市、館林市、伊勢崎市、足利市、佐野市、熊谷市など遠方からのお客様も多数ご来店頂いております。
気兼ねなくご相談、ご連絡頂ければ幸いです。
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