「最近、髪の毛が細くなってきた…」
「若いころに比べて、髪のボリュームが気になる」
あなたはこんなお悩みをお持ちではありませんか?
そんな髪のお悩みをこたえてくれるのが、今回ご紹介するミノキシジル。ミノキシジルは、日本では唯一塗り薬として脱毛症治療用成分が認められ、発毛・育毛剤や脱毛症治療に用いられています。
この記事では、そんな髪の悩みに効果的といわれるミノキシジルの効果や、気になる副作用についてもご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
ミノキシジルとは?
そもそもミノキシジルとはどういったものでしょうか。ミノキシジルは薬品の名前のようですがそうではなく、「成分の名前」です。
1970年代、ミノキシジルはアメリカで高血圧症治療の内服薬として、血管を拡張して血流を改善するために使用されていました。ところが、治療中の患者に多毛の効果が認められたことから、改めて発毛剤の成分として研究・開発され、外用薬として誕生したのです。
ミノキシジルは抜け毛・薄毛に効果ある?
髪は頭皮の毛穴から発毛し、一定期間成長した後は自然に抜け、同じ毛穴から再び新しい髪が生えてきます。この一連の流れをヘアサイクルといいますが、ヘアサイクルのバランスが崩れてしまうと、髪は成長しきらないで細いまま抜けてしまいます。
つまり、ヘアサイクルの周期が短くなることで結果として薄毛になってしまうのです。
ミノキシジルには「血行を促進する」「毛母細胞(毛を作る場所)を活性化させる」という2つの大きな発毛効果があるため、ミノキシジルを頭皮に使用することで小さくなった毛包を大きく成長させ、正常なヘアサイクルに近づけることができるのです。
発毛効果が認められた国内唯一の一般用医療薬品
ミノキシジルは現在世界90か国以上で承認され、アメリカをはじめとした世界中の多くの人に発毛剤や育毛剤として使われている成分です。日本においても、日本皮膚科学会の脱毛症治療ガイドラインで最高の推奨度Aランクとして評価され、薄毛や脱毛に悩む多くの患者さんに使用を勧められています。
ミノキシジルの配合された製剤は、国内の多くのドラッグストアや通販サイトで販売されており、その中でも大正製薬の「リアップ」シリーズやアンファー株式会社の「スカルプDメディカルミノキD」などが有名です。
ミノキシジルの効果を実感した割合は90%
実際にミノキシジルの効果を実感できた人はどれくらいいるのでしょうか。大正製薬ではミノキシジル5%製剤「リアップX5」を男性の被験者に使用して、臨床試験を行いました。
臨床試験は24週(約6ヵ月)の他、52週(約1年)の長期投与も実施。それによると、投与から4週間後には軽度改善の兆候が表れ、12週間後には被験者の60%に軽度改善が見られるようになりました。
24週間後には「軽度改善」「中等度改善」「著明改善」をあわせて、実に90%以上の被験者に改善が認められています。また、使用52週終了時では、被験者の90%以上の方が発毛効果を実感していることが判明しています。
このことから、使用継続期間が長くなればなるほど、ミノキシジルの高い効果が期待できるようです。
ミノキシジルの種類とは?
一口にミノキシジル成分が配合されているといっても、その種類はいくつもあります。塗り薬か飲み薬か、配合成分は何%かなど。ここではそれらの違いについて見ていきましょう。
「内服薬」と「外用薬」がある
ミノキシジル成分配合の薬品には、大きく分けて口から摂取する「内服薬」と皮膚に塗布する「外用薬」の2種類があります。
このうち、日本において承認されているのは外用薬のみで、内服薬は承認されていません。
内服の有用性について、国内ではいまだ臨床実験が実施されておらず、世界的に見ても内服薬としてのミノキシジルは高血圧治療薬として承認されているだけで、発毛剤としては承認されていないのが現状です。
日本皮膚科学会の脱毛症治療ガイドラインでも、内服薬についてはD(行うべきではない)との評価を受けています。
海外から個人輸入などでミノキシジル配合の内服薬を取り寄せることもできますが、副作用のリスクを考えると安全とはいえません。どうしても使用したい場合は専門の医師などに相談し、しっかりと指導を受けてから使用した方が賢明でしょう。
ミノキシジルの配合率が異なる
日本で市販されているミノキシジル配合の発毛剤には、濃度が1%のものと5%のものの2種類があります。これらの違いは濃度だけで、配合されているミノキシジルは同じです。
なので、男性で初めてミノキシジルを使用する人や、脱毛の症状があまり進行していない方は1%のものを、より早く大きな効果を期待する人や、多くの発毛を望む人は5%のものを使用するとよいでしょう。
女性はミノキシジル1%を推奨
男性だけでなく、女性に対してもミノキシジルの効果は有効です。ただし、女性の場合、日本国内では5%の臨床実験が行われていないので、女性用としての5%ミノキシジル製剤は市販されていません。
日本皮膚科学会の脱毛症治療ガイドラインでも、男性には5%ミノキシジルの使用を推奨されていますが、女性には1%のミノキシジルの使用が強く推奨されています。
女性がミノキシジルを使用する際は、大正製薬から発売されている「リアップジェンヌ」のように1%のものを選ぶようにするとよいでしょう。
ミノキシジルによる副作用
ここまでは、ミノキシジルの発毛・育毛効果について説明してきました。こんなに有用なミノキシジルですが、使用について全く副作用がないわけではありません。
厚生労働省や大正製薬の調査によると、「ミノキシジル外用薬を使用した約8%の人に副作用が起こる」と発表されています。代表的な副作用として挙げられているのは「頭皮のかゆみ」「かぶれ」「ほてり」等のもので、主に直接塗布することによる皮膚への症状です。
これらの症状は、ミノキシジルの含有量が多いほど発生するリスクも高まります。使用する際は含有量を検討して、何か少しでも異常を感じたら一度使用を中断した方がよいでしょう。また、かゆみなどがなかなか収まらない場合には、早めに医師または薬剤師へ相談するようにしてください。
ミノキシジルで抜け毛が増える?
ミノキシジルを使用し始めたばかりの頃は、それまでより急に抜け毛の量が増えることがあります。しかし、心配はいりません。実はこれ、「初期脱毛」という、ミノキシジル成分が効き始めたことを表す症状です。
ミノキシジルを使うと、頭皮の血行が促進されて新しい毛の成長が促されるため、既に生えている毛が押し出されるように抜けていきます。この「抜ける」「新しく生えてくる」「成長する」というヘアサイクルが正常に繰り返されることにより、毛髪が次第に強くなっていきます。
この症状は副作用ではなく、ミノキシジルが効いている効果を示す正常な変化であり、通常は使用開始してから1~2ヵ月ほどで自然と止まります。抜け毛が増えても慌てずに、収まるのを待ちましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ミノキシジルは、現在日本国内で唯一発毛の効果が認められている成分です。
医師や薬剤師の指示のもと、正しい用法用量を守り、継続して使用していけば、多くの方に発毛効果をもたらしてくれる頼もしい味方です(もちろん、効果の出方や効果が出るまでの期間には個人差があります)。
ミノキシジルを効果的に使い、生活習慣も改善していくことでヘアサイクルを正常に戻し、力強いあなたの髪を取り戻していきましょう。
2018年5月に群馬県邑楽郡大泉町に美容室・ネイルサロンをオープンして以来、大泉町に限らず太田市、館林市、伊勢崎市、足利市、佐野市、熊谷市など遠方からのお客様も多数ご来店頂いております。
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