ネイルケアで大事なのが甘皮ケアです。
ネイルを楽しむ時、甘皮ケアをするとしないでは仕上がりが段違い。甘皮ケアは手元やネイルを美しく見せるだけでなく、爪や指の健康にも良い影響を与えます。
でも正しい知識なしに自己流でケアすると、痛みが出たり爪にダメージを与えたりすることがあります。
この記事では甘皮ケアのメリットと注意点、および正しいお手入れの手順をわかりやすく解説します。甘皮ケアをすると、どんないいことがあるのか、しっかり理解して実践してくださいね。
甘皮とは
甘皮とは、爪と皮膚の境界線にある、薄い膜上のものです。爪や爪まわりの皮膚を雑菌の繁殖から守る機能を持っています。甘皮には以下の2種類があります。
・キューティクル
・ルースキューティクル
爪の根本をよく見ると、薄く段差のようになっている部分がありますが、これがキューティクルです。一方、ルースキューティクルは、爪の表面全体に張り付いている半透明の薄い膜のような部分をいいます。
甘皮ケアをするといいこと。甘皮ケアのメリット3つ
甘皮ケアをするとどんないいことがあるのか、甘皮ケアのメリットを紹介します。
甘皮ケアのメリットその1ネイルが長もち
爪を覆っている甘皮がなくなることで、爪表面がなめらかになり、ネイルカラーがグッと密着しやすくなります。
密着効果でネイルがはがれにくくなってもちがよくなるので、ひんぱんに塗り直す必要がなくなります。なめらかになった土台にネイルカラーを載せられるのでよくツヤが出て、美しい仕上がりが持続します。
甘皮ケアのメリットその2爪が長く見える
甘皮ケアをして、爪の根元の段差をとり、表面をなめらかに整えると、自然に爪が長く見えるようになります。
また、甘皮が爪の根元に残っていると、その部分にはネイルカラーを塗ることができず、その分爪が短く見えてしまうのですが、甘皮ケアをすることで最大で約1ミリ程度塗るエリアが拡がり、爪を長くみせることができるのです。
甘皮ケアのメリットその3爪の乾燥が防げる
甘皮が残っていると、爪本体に必要な栄養分や水分が甘皮に回ってしまいます。このせいで爪が乾燥してもろくなったり、割れやすくなったりすることがあるのです。
きちんと甘皮を除去し保湿ケアをしてあげれば、乾燥を防いで丈夫で健康な爪を育てることができます。
甘皮ケアをしないとどうなる?
甘皮のケアをしていない場合、どうなるのでしょうか。甘皮のお手入れが不足した時に起きることを解説します。
ささくれができやすくなる
爪や爪まわりの皮膚が乾燥して固くなると、ささくれができやすくなります。ささくれができてむけた時、小さな傷なのに強く痛むのは誰もが経験のあることなのではないでしょうか。
ネイルのりが悪く仕上がりがよくない
甘皮がうっすらと残っていると、ネイルも塗りづらく、表面もぼこぼこしてきれいに仕上がりません。持ちも悪く、ネイルがすぐにはがれる原因になります。
爪の健康を保てない
甘皮が中途半端に残っていると爪に養分が回らず、爪の成長を邪魔してしまうことがあります。爪が健康でないと、菌への抵抗力が弱り、細菌に侵入されて変色した事例があるほどですので、爪の健康を保つためにも甘皮ケアは大切です。
甘皮ケアの失敗例と注意点
甘皮ケアは、適切なやり方であれば、やった方がよいのですが、やり方を失敗すると逆効果になります。よくある失敗の例と、失敗しないための注意点について解説します。
血が出る
甘皮処理に夢中になると、できるだけ爪の面積を長く見せようと思って、ついつい深めに切りすぎ、その結果出血することがあります。
炎症がおきる
甘皮はもともと、雑菌の侵入を防ぐという役割を持っています。甘皮を切りすぎてしまうと菌に対するガードがゆるみ、炎症を起こす危険性があるので、注意が必要です。
痛みが出る
自己流の甘皮処理で甘皮を切りすぎたり、爪周辺の皮膚を擦りすぎたりして炎症が起きると痛みが出ることがあります。指先は神経が敏感な部分なので、傷つけると痛みの感覚を強く感じることが多く、ストレスになります。
爪の健康を損なう
甘皮と接する爪の根元は徐々に伸びて爪全体を形成していく「生まれたての爪の赤ちゃん」です。ここを傷つけてしまうと健康な爪をはぐくむことができません。
甘皮ケアの注意点
甘皮ケアに失敗して爪を傷つけたり痛めたりしないためには、正しい方法を知り、手順を守ることが何より大事です。
甘皮ケアの手順
甘皮ケアの正しい手順について解説します。
甘皮をやわらかくする
そのままでは固い甘皮をやわらかくして処理しやすくするために、甘皮をやわらかくする効果のある「キューティクルリムーバー」を甘皮に塗ります。手元にない場合はハンドクリームでも代用できます。その後ぬるま湯に5分程度指をひたしてふやかします。
甘皮を押し上げる
やわらかくなった甘皮を、優しく根元側に押し上げて行きます。この時、専用のネイルプッシャーか、コットンかガーゼを巻き付けたウッドスティックを使います。プッシャーやスティックがない場合は綿棒で代用することも可能です。スティックを爪にそってくるくると円を描くように回転させつつ押し上げる要領です。
甘皮を取り除く
押し上げた甘皮を拭き取って取り除きます。湿らせたガーゼか、綿棒を使うとよいでしょう。
長い甘皮を切る
ここまでの工程で取り切れない長い甘皮やささくれをニッパーでカットします。専門スキルが必要になりますので、自分ではやらない方がよいです。サロンで専門家にお願いしましょう。
保湿ケアをする
最後にオイルかクリームを塗って保湿ケアをします。
甘皮ケアに必要なツール
手順解説の中でも出てきましたが、甘皮ケアをする時、以下のようなアイテムがあるとやりやすいです。
・キューティクルリムーバー (甘皮をやわらかくします)
・プッシャー またはウッドスティック(甘皮を押し上げます)
・綿棒、コットン、ガーゼ (甘皮の押し上げや拭き取りに使います)
・ニッパーまたはカッター (使いこなすのは難しいですが、余分の甘皮のカットに使います)
・ネイルオイルまたはクリーム (爪全体の保湿に使います)
サロンでの甘皮ケア
プロの甘皮ケアはどんなものなのでしょうか。ニッパーによる余分な長い甘皮のカットは、プロならではの高度なテクニックです。自分では難しい作業なので、サロンで受ける価値があります。
サロンでの甘皮ケアにかかる時間は、40分程度を見ておけばよいでしょう。サロンにより異なりますので、だいたいの目安です。
まとめ
手元をていねいにケアしてもらうことには、癒し効果やリラックス効果があります。たまにはプロにケアをお願いし、理想の美しい指先の状態を確認してみてはいかがでしょうか。自分でケアする場合のお手本にもなります。自分へのご褒美に、ぜひサロンを訪れて、プロのケアを体験してみてください。
2018年5月に群馬県邑楽郡大泉町に美容室・ネイルサロンをオープンして以来、大泉町に限らず太田市、館林市、伊勢崎市、足利市、佐野市、熊谷市など遠方からのお客様も多数ご来店頂いております。
気兼ねなくご相談、ご連絡頂ければ幸いです。
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Tribute Hair & Nail
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